佐藤雅彦 著
2011年10月刊
四六判/上製/288ページ
ISBN978-4-7660-0171-6
本誌で人気の「考えの整とん」を単行本化しました。この本を読むと、何気なく見過ごしている日常のあれこれが、これまでとは違って見えてくるかもしれません。目の付けどころの違いに、新鮮な驚きを感じながら読めるエッセイ集です。
目次
「たくらみ」の共有
敵か味方か
おまわりさん10人に聞きました
~と、オルゴールは思い込み
物語を表現する力
中田のスルーパスと芦雪
もう一人の佐藤雅彦
想像料理法
広辞苑第三版 2157頁
この深さの付き合い
もうひとつの世界
ハプニング大歓迎
ものは勝手に無くならない
はじめての彫刻
見えない紐
ふるいの実験
言語のはじまり
無意識の引き算
小さな海
意味の切り替えスイッチ
船酔いしない方法
シラク・ド・ウチョテです
耳は口ほどにものを言い
板付きですか?
一敗は三人になりました
「差」という情報
その時
著者
さとう まさひこ
表現研究者。1954年静岡県生まれ。東京大学教育学部卒業。株式会社電通を経て、1999年、慶應義塾大学環境情報学部教授に招聘される。2021年より、東京藝術大学名誉教授。代表作に、プレイステーションソフト『I.Q』、NHK教育テレビ『2355』、『0655』、『ピタゴラスイッチ』など多数。 脳科学の知見に基づく表現の研究や、科学実験を通して、研究室の卒業生で構成されるクリエイティブグループ・ユーフラテスと共に、「ある考え方」「新しい分かり方」を基とした映像や表現、教育、研究発表など、枠組を限定しない独自の試みと活動を続けている。